「パソコンを持ったことがない62歳でも、21日で初案件を取れた」という記録を残す。PC購入から始まり、タイピング練習・プラットフォーム登録・案件応募・採用まで、日別で何をしたかをそのまま公開する。
私は62歳で定年退職し、年金支給は64歳から。2年間の生活費の足しを在宅ワークで稼ぎたかった。ただし「パソコンはほとんど触ったことがない」状態からのスタートだった。
21日ロードマップ(日別)
1〜3日目: PC環境の準備
PCを購入した。選んだのはWindows 11の14インチノートPCで価格は68,000円(税込)。Officeは別途Microsoft 365個人版(1,280円/月)を契約した。選択基準は「データ入力の仕事で使うOfficeが含まれているか」「目が疲れない画面サイズか」の2点だ。
持っていなかったので光回線の工事も申し込んだが、工事まで5日かかったためスマホのテザリングで最初の3日間は乗り切った。
4〜7日目: タイピング練習(基礎)
最初の測定: 1分38字。キーボードを見ながら、人差し指2本でポツポツ打つ状態だった。
使ったサイト: 「寿司打」(無料)。「おすすめコース」を1回20分、1日2回。合計40分/日を4日間続けた。7日目の速度: 1分52字。まだ遅いが「キーの位置に慣れてきた」感覚が生まれた。
8〜14日目: タイピング練習(継続)+ホームポジション習得
ホームポジション(F・Jキーのでっぱりを感じて指を配置する方法)を知り、最初の2日間は速度が落ちた(1分44字まで下がった)。だが3日目から回復し、7日目(通算14日目)には1分71字になった。
画面から目を離してキーボードを見ないよう意識したのがポイントだった。
15〜18日目: プラットフォーム登録と案件調査
タイピング速度が1分71字になったので、データ入力案件を実際に見てみた。登録したのはクラウドワークス(手数料10万円以下は20%)とランサーズの2つ。
気づいたこと:
- 「1分80字以上必須」の案件が多く、現状の71字ではギリギリ届かない
- 「初心者歓迎」「タイピング速度不問」の案件が存在する
- 後者は単価が低い(1件80〜120円)が、実績を作るには有効
19〜21日目: 初案件の応募と受注
「タイピング速度不問・初心者歓迎」の商品リスト入力案件に応募した。クライアントのプロフィール評価は★4.2(クラウドワークス)で信頼できると判断。
応募文は80字程度のシンプルなもの。「62歳で在宅ワーク初挑戦です。丁寧な入力を心がけます」という内容だった。
21日目に採用通知が届いた。時給換算で1,080円の案件だった。
Before/Afterで見た21日間の変化
Before: 0日目
| 項目 | 状態 |
|---|---|
| タイピング速度 | 1分38字(人差し指2本打法) |
| PC所有 | なし |
| データ入力実績 | なし |
| 月収 | 0円 |
After: 21日目以降
| 項目 | 状態 |
|---|---|
| タイピング速度 | 1分75字(ホームポジション習得) |
| PC所有 | Windows 11ノートPC所有 |
| データ入力実績 | 初案件受注済み |
| 月収(3ヶ月後) | 32,400円 |
3ヶ月後の月収32,400円は、時給1,080〜1,200円圏で週10時間前後の作業量だ。平均時給1,168円(求人ボックス)とほぼ一致する。東京都最低賃金1,226円(2025年10月改定)を下回る案件は受けないようにしている。
つまずきやすい3ポイントと対処法
ポイント1: PC初期設定でのつまずき
Windowsの初期設定(Microsoftアカウント作成・Wi-Fi接続・Office認証)で約3時間かかった。家電量販店の「無料サポート」は店舗によっては無料で付いているため、購入時に確認すること。
ポイント2: ホームポジション習得で速度が一時的に下がる
1週目から2週目に切り替えるタイミングで速度が落ちる。「上達していない」と感じて諦めるシニアが多い。3〜4日で回復するため、焦らず続けることが唯一の対処法だ。
ポイント3: 応募文の書き方が分からない
「62歳・初心者・未経験」という3つのネガ要素を一気に書くと採用されにくい。私は「62歳で丁寧さを武器にしたい」という角度で書き直したら採用率が上がった。デメリットをそのまま書くより「強みとして提示する」書き方が効果的だ。
この仕事が向かない人
- 「21日で即稼ぎたい」という期待値で始めると、最初の1ヶ月の月収が低く感じて挫折しやすい
- 細かい文字を長時間見ることが体力的に難しく、眼科疾患がある人(眼科に相談してから始めること)
- PC操作全般を「誰かに教えてもらわないとできない」という状況で、そのサポートが得られない環境にある人
- 初期費用(PC・通信・Office)で合計10万円前後の支出を用意できない状況にある人
ミノリで始める場合の違い
ミノリへの登録はメールアドレスだけで最短5分。ワーカータイプ「パートタイム」を選んで、スキルタグでデータ入力を選択する。最初はレベル1(タスク0件)から始め、10件完了・品質スコア0.5以上でレベル2に上がる段階的な設計だ。初心者が無理なく実績を積み上げられる。年間税務ステートメントもダッシュボードから取得できるので、確定申告の準備にも使える。