1ヶ月目の報酬明細は8,400円(手取り)だった。「これが本当に続けられるのか」と思いながら、3ヶ月で22,000円まで上げた報酬推移の全記録を公開する。
慢性疾患を抱えて29歳で在宅副業を始めた理由は単純だ。通院費と薬代で月に3〜4万円が飛ぶ。体調によって外出できない日がある以上、外に出なくていい仕事しか選択肢がなかった。「怪しくないか」「本当に稼げるのか」——疑いながらランサーズに登録して3ヶ月が経った。
画像判定副業を選んだ理由と「怪しい案件」の見分け方
画像判定(アノテーション・画像分類)は、AIの学習データを作成するために人が画像を目視確認・分類する作業だ。業界的には当たり前の仕事で、怪しいものではない。
ただし、怪しい「画像判定副業」は実在する。以下で見分ける:
| 正規の案件 | 怪しい案件 |
|---|---|
| ランサーズ・クラウドワークスなどの実績あるプラットフォーム経由 | 「LINE登録するだけで稼げる」系のSNS広告 |
| 報酬が1件10円以下の明確な単価設定 | 「高額保証」「最短翌日入金」の謳い文句 |
| クライアントの評価・実績が確認できる | クライアント情報が不明 |
| 仮払い制度あり(ランサーズ・CW) | 先払い要求または報酬の受け渡し方法が不明 |
私はランサーズの仮払い制度(クライアントが先に仮払いしてから案件が始まる仕組み)を確認して、詐欺リスクが低いと判断して始めた。
1ヶ月目の報酬明細:8,400円
1ヶ月目の作業内容
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 稼働日数 | 11日(体調不良で14日中3日休み) |
| 1日平均作業時間 | 45分 |
| 処理件数(画像分類) | 1,650件 |
| 報酬(税込) | 9,900円(6円/件) |
| ランサーズ手数料(16.5%1) | 1,634円 |
| 手取り | 8,266円 |
最初の1ヶ月は「操作に慣れる」だけで終わった感覚だ。ガイドラインを読み込む時間が作業時間の3割を占めた。
なぜ月収1万円を下回ったか
- 最初の2週間はガイドライン確認で処理速度が遅かった(60〜80枚/時間)
- 体調が悪い日は3回、完全に作業ゼロにした(通院1回含む)
- 修正依頼が8件来て、修正対応で合計2時間追加でかかった
2ヶ月目の報酬明細:15,600円
2ヶ月目の変化
| 項目 | 1ヶ月目 | 2ヶ月目 |
|---|---|---|
| 処理速度 | 70枚/時間 | 140枚/時間 |
| 稼働日数 | 11日 | 15日 |
| 処理件数 | 1,650件 | 3,200件 |
| 手取り | 8,266円 | 15,568円 |
2ヶ月目に処理速度が約2倍になったのは、同じクライアントの継続案件(同じ判定ルール)を受注したからだ。新しい案件のたびにガイドラインを読み直す手間がなくなった。
2ヶ月目に発生したトラブル
体調が悪化した2日間に作業を無理して続けた結果、修正依頼が12件来た(修正率6.1%)。修正対応に1.5時間かかり、精神的なダメージもあった。この経験から「体調が悪い日は完全に休む」ルールを決めた。
3ヶ月目の報酬明細:22,000円
3ヶ月目の到達点
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 稼働日数 | 17日 |
| 1日平均作業時間 | 50分 |
| 処理件数 | 4,600件 |
| 処理速度 | 200枚/時間(達成) |
| 手取り | 21,840円 |
3ヶ月目で到達した200枚/時間は、1ヶ月目(70枚/時間)の2.9倍だ。時間あたりの収入も同程度上がっている。画像分類の単価は1枚5〜10円2が相場のため、200枚/時間なら時給換算で840〜1,680円になる。
3ヶ月目に行ったこと
- 継続クライアントを2社に増やした: 1社だけだと体調不良で稼働できない日の損失が大きい。2社にしておくと、1社の案件量が減っても補完できる。
- 修正依頼ゼロの週が3回あった: ガイドラインへの理解が深まり、迷ったケースはスキップして「次に判断できる件」を先に処理するようにした。
- クラウドワークスにも登録した: CWの手数料は22%3とランサーズより高いが、案件の種類が多い。ランサーズをメインにCWは補完で使う構成にした。
Before/After:3ヶ月間の変化
Before:副業開始1ヶ月目
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 月収(手取り) | 8,266円 |
| 処理速度 | 70枚/時間 |
| 修正依頼 | 8件(月) |
| 精神状態 | 「本当に続けられるのか」という不安 |
After:3ヶ月目
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 月収(手取り) | 21,840円 |
| 処理速度 | 200枚/時間 |
| 修正依頼 | 2件(月)・修正率0.04% |
| 精神状態 | 「3ヶ月後には月3万円になりそう」という見通し |
3つの失敗パターン
パターン1:怪しい案件かどうかを最初に確認しなかった
副業を始める前に「画像判定 副業 怪しい」で検索したが、詐欺の特徴を具体的に確認していなかった。後から知ったのは「仮払い制度がないプラットフォームはリスクが高い」という点。ランサーズとクラウドワークスは仮払い制度があるため、報酬未払いのリスクが低い。
パターン2:体調が悪い日に無理して作業した
2ヶ月目に2日間、体調が悪い状態で作業した結果、修正依頼が大量に来た。修正対応に追われてさらに体調が悪化するという悪循環になった。「体調60%以下の日は作業ゼロ」と明確なルールを決めるべきだった。
パターン3:手数料を「引かれない」と思っていた
ランサーズの表示報酬9,900円をそのまま手取りと思っていたら、実際の振込は8,266円だった。手数料16.5%が引かれることを最初から理解して、手取り目標から逆算して必要な処理件数を設定すべきだった。
副業月3万円・5万円の達成見通し
私の場合、3ヶ月目で21,840円に到達した。月3万円(手取り)を目指すには:
| 目標 | 必要な処理件数/月(単価6円) | 必要な作業時間/月(200枚/時間) |
|---|---|---|
| 月3万円(手取り) | 約6,000件 | 約30時間(1日1時間×30日) |
| 月5万円(手取り) | 約10,000件 | 約50時間(1日1.7時間×30日) |
持病があって体調変動がある場合、月5万円は週6〜7時間の稼働が必要になり、無理が生じるリスクがある。私は月3万円を「安定して達成できる上限」と設定している。
この仕事が向かない人
- 最初の1〜2ヶ月で月3万円以上を期待している人(3ヶ月で月2万円が現実的な水準)
- 怪しさを感じるままプラットフォーム外の案件に応募する人(詐欺リスクが高い)
- 体調が悪い日に無理して稼ごうとする人(修正依頼が増えて収入が下がる逆効果になる)
ミノリで始める場合の違い
ミノリの登録は無料で、メールアドレスがあれば最短5分で始められる。本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)をアップロードすると、レベル2以上のタスクに進める。確定申告向けの年間税務ステートメントもダッシュボードからダウンロードできる。
Footnotes
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ランサーズ手数料:契約金額の16.5%(税込)。出典:ランサーズ システム手数料 ↩
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画像分類1枚5〜10円。出典:nextremer.com アノテーション費用相場 ↩
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クラウドワークス手数料:10万円以下の部分20%(税込22%)。出典:クラウドワークス システム利用料 ↩