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OCR業務委託vsパートを年間20万円の壁で比べた28歳会社員の副業年収シミュ

ミノリ編集部2026-04-23

「業務委託とパート、どっちが手取りで得か」——28歳・都内IT企業勤務の私が実際にシミュレーションして出した結論は「条件次第で逆転する」だった。

年収500万円の会社員が副業でOCRオペレーターをやる場合、業務委託とパートでは税務上の扱いが全く異なる。「年間20万円の壁」「源泉徴収10.21%」「住民税の別申告」——この3つを理解しないと手取り計算を間違える。以下に実額シミュレーションを示す。

業務委託とパートの基本的な違い

まず前提の整理から。

項目業務委託(個人)パート(雇用)
契約形態請負/委任契約雇用契約
指揮命令受けない受ける
源泉徴収一部あり(10.21%)毎月天引き
社会保険自分で手配会社が折半負担
確定申告年間所得20万円超で必要給与収入20万円超で必要
経費計上可能不可(給与所得控除のみ)

年収別シミュレーション(副業OCR)

年収500万円の会社員が副業OCRで月2万円(年24万円)稼ぐ場合の手取りを比較した。

ケースA: 業務委託で年間24万円の場合

  • 年間報酬: 240,000円
  • 必要経費(PC減価償却・通信費等): 36,000円(推計)
  • 所得 = 240,000 - 36,000 = 204,000円
  • 所得税率(本業との合算で20%帯想定): 40,800円
  • 住民税(10%): 20,400円
  • 税引き後手取り: 約142,800円(年間)

経費36,000円を計上できるのが業務委託の優位点だ。クラウドソーシングの手数料20%1が上乗せされる場合は注意が必要で、クライアントから直接受注する場合はこの手数料がかからない。

ケースB: パートで年間24万円の場合

  • 年間給与: 240,000円
  • 給与所得控除: 最低55万円(年間給与が低いため全額控除に収まらないケースも)
  • 実際は本業との合算給与で判定されるため計算が複雑
  • 所得税・住民税: 本業の源泉徴収票に合算して年末調整または確定申告
  • 手取りは業務委託よりやや多い場合が多い(経費計上ができない代わり、計算が単純)

年間20万円の壁(2026年現在)

副業所得が年間20万円以下なら所得税の確定申告は不要だ2。ただし:

  1. 住民税は20万円以下でも別途申告が必要
  2. 業務委託の「所得」は収入から経費を引いた額(パートは給与収入がそのまま判定基準)
  3. 2026年の税制改正で20万円ルール自体は変更なし

OCR業務委託で年間20万円以内(所得ベース)に収めるなら、月収1.7〜1.8万円(手数料20%控除後)が目安になる。

Before(副業選択前)とAfter(業務委託で4ヶ月)

Before: 副業をどうするか迷っていた私の状況

項目状況
月収(本業)約320,000円(税引き後)
副業収入0円
年間税務負担本業のみで完結
懸念点確定申告が面倒・会社バレが怖い

After: OCR業務委託を4ヶ月続けた結果

項目状況
副業月収(税引き前)32,400円
4ヶ月累計129,600円(所得ベース:経費除くと約93,600円)
確定申告要否年間所得が20万円を下回る見込みのため不要
住民税申告必要(別途市区町村へ)

3つの失敗パターン

パターン1: 収入と所得を混同する

業務委託の確定申告は「収入ではなく所得で判定」する。年間収入が25万円でも、経費が6万円あれば所得19万円で確定申告不要になる場合がある。

パターン2: 住民税の申告を忘れる

所得税の確定申告が不要でも、住民税は20万円以下でも自治体に申告が必要だ。これを怠ると後から追徴課税が来る。

パターン3: 会社の就業規則を確認しない

副業禁止規定がある会社では、パートより業務委託の方が発覚しにくい(住民税の特別徴収方法を「普通徴収」に変更できるため)。ただし確認せずに始めるのはリスクが高い。

この仕事が向かない人

  • 副業で月5万円以上を安定して稼ぎたい人(年間20万円の壁を大幅に超えるため、確定申告と住民税申告が毎年発生する)
  • 税務処理を自分でやるのが苦手で、会社の年末調整だけで完結させたい人
  • 指揮命令に従って決まった時間・場所で働きたい人(業務委託は原則として作業方法の自由度が高い分、自己管理が必要)
  • クラウドソーシング経由で受注する場合、手数料20%が引かれる点を受け入れられない人

ミノリで始める場合の違い

業務委託や副業で気になる確定申告について、ミノリは年間の税務ステートメントAPIを提供している。源泉徴収済みの金額が一覧で出るので、確定申告書類の作成時にコピペするだけで済む。パートと業務委託の違いを理解した上で自分のペースで始めたい場合も、登録はメールアドレスだけで最短5分で可能だ。

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Footnotes

  1. クラウドワークスのシステム利用料は契約金額10万円以下の部分が20%(公式ページより)。

  2. freee「副業の確定申告はいくらから?」(2026年版)より。

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