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OCRフリーランス年収312万円の手取り実額と源泉徴収10.21%の内訳

ミノリ編集部2026-04-23

年収312万円、手取りは214万円だった。差額98万円の正体を全部開示する。

OCR業務委託で稼ぐようになって1年。「源泉徴収って何%引かれるの?」「フリーランスの手取りってどう計算するの?」という疑問が最初に来た。調べると一般フリーランスの手取り記事ばかりで、OCR業務委託に特化した計算例が見当たらなかった。

年収312万円の源泉徴収計算

OCR補正や画像判定を業務委託で受ける場合、報酬から源泉徴収税が差し引かれる。

計算式(国税庁基準):

  • 報酬が100万円以下の部分: 報酬 × 10.21%
  • 報酬が100万円を超える部分: (報酬 - 100万円) × 20.42% + 102,100円

月26万円(年312万円)の場合は月ごとの支払いが100万円を超えないため、毎月10.21%が源泉徴収される。

請求額源泉徴収額(10.21%)振込額
繁忙月310,000円31,651円278,349円
通常月260,000円26,546円233,454円
閑散月210,000円21,441円188,559円
年計3,120,000円318,552円2,801,448円

源泉徴収は「仮払い」なので確定申告で精算される。経費を計上すれば戻ってくる可能性が高い。

フリーランス転向時の手取り試算

副業ではなく専業フリーランスとして年312万円を稼ぐ場合、社会保険料が加わる。

国民年金(2026年度): 月17,920円 × 12ヶ月 = 214,640円/年

国民健康保険(東京都新宿区、年収300万円・40歳未満の目安): 年間約331,380円(自治体により異なる)

項目年額
年収(請求ベース)3,120,000円
源泉徴収(10.21%)△318,552円
国民年金(2026年度)△214,640円
国民健康保険(概算・東京)△331,380円
事業所得控除前の手取り2,255,428円
経費計上後の所得税(概算)△40,000円前後
実質手取り(概算)約215万円

※確定申告・青色申告65万円控除・各種経費で変動する。上記はあくまで概算。

OCR業務委託特有の経費計上できる項目

一般フリーランス記事では触れられないが、OCR補正・画像判定の業務委託には計上しやすい経費がある。

経費項目目安注意点
PC購入費按分(業務比率分)10万円以下なら一括、以上なら減価償却
外付けモニター業務利用比率分視認性向上のための机上機材
電気代業務時間比率分在宅作業日が多いほど按分率が高い
通信費(インターネット)業務時間比率分固定費の50〜70%程度が一般的
マウス・キーボード業務専用なら全額一般消耗品として処理

これらを計上すると課税所得が下がり、源泉徴収分の一部が還付される。

副業のまま続ける場合の税の壁

現在は会社員として本業がある。副業の年間所得(売上−経費)が20万円を超えると確定申告が必要になる。年312万円の場合は当然必要。

一方で住民税の増額から会社にバレる可能性がある。対策は確定申告時に「住民税を自分で払う(普通徴収)」を選択すること。本業の住民税に副業分が上乗せされなくなる。

3つの失敗パターン

パターン1: 源泉徴収を「最終的な税額」と思い込む

源泉徴収は仮払い。確定申告で経費計上すれば還付される可能性がある。確定申告しないのは損。

パターン2: 経費計上せずに申告する

「経費って何が使えるか分からない」で申告をサボると、払いすぎた税金が戻ってこない。PC、通信費、電気代は多くの場合計上できる。

パターン3: 社会保険料を年収計画に入れていない

副業から専業フリーランスに転向する際、国民年金(年約21.5万円)と国保(年収300万で年約33万円)が加わる。合計50万円以上が純減する。これを込みで収入計画を立てないと資金繰りが苦しくなる。

この仕事が向かない人

  • 確定申告を「誰かがやってくれるもの」と思っている
  • 年間20万円以下に抑えて申告回避したい(本業収入があっても20万超えは要申告)
  • 収入の波に精神的に耐えられない(OCR案件は月ごとに変動する)
  • 社会保険料の実費を試算せずにフリーランス転向を検討している

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