手数料22%と10%では、月10万円の報酬で年間14.4万円の差になる。介護中の45歳がプラットフォームごとのOCR案件数と手数料を実際に試算した結果を公開する。
要介護2の親の介護をしながら働くことができるのは、フルリモートのOCR業務委託だけだ。デイサービスに行っている4〜5時間が私の唯一の集中作業時間で、この時間をどのプラットフォームで使うかが月収を決める。
22ヶ月間で3つの主要クラウドソーシングを使い、月74,000円を安定させるための「使い分け術」を作った。
3プラットフォームの手数料比較
| プラットフォーム | 手数料率 | 月10万円の場合の手取り | 年間手取り差 |
|---|---|---|---|
| クラウドワークス | 22%(10万円以下1) | 78,000円 | 基準 |
| ランサーズ | 16.5%(税込2) | 83,500円 | +66,000円/年 |
| シュフティ | 10%(3) | 90,000円 | +144,000円/年 |
月10万円の場合、シュフティとクラウドワークスでは年間14.4万円の差になる。
OCR案件数の比較(2026年4月・実調査)
実際に「OCR」「OCR補正」「OCR確認」「データ補正」などで検索した際の案件数(参考値):
| プラットフォーム | OCR系案件の多さ | 継続案件の多さ | 単発(タスク)の多さ |
|---|---|---|---|
| クラウドワークス | 多い | 中 | 多い |
| ランサーズ | 多い | 多い | 中 |
| シュフティ | 少ない | 少ない | 多い |
シュフティは手数料が安い一方、OCR専門の案件が少ない。最安の手数料を活かすには「OCR以外のデータ入力系」で補完するか、シュフティへのBPO直接応募案件を狙う必要がある。
私の「月74,000円」の内訳と使い分け
| 月 | ランサーズ | クラウドワークス | シュフティ | 合計(税込報酬) | 手取り(手数料後) |
|---|---|---|---|---|---|
| 20ヶ月目 | 62,000円 | 18,000円 | 8,000円 | 88,000円 | 72,940円 |
| 21ヶ月目 | 55,000円 | 25,000円 | 12,000円 | 92,000円 | 75,680円 |
| 22ヶ月目 | 68,000円 | 14,000円 | 6,000円 | 88,000円 | 72,940円 |
ランサーズ中心で6〜7割を稼ぎ、クラウドワークスとシュフティで補完するのが私のモデル。ランサーズとクラウドワークスは「案件数が多いためランナップが途切れにくい」という理由でメインに。シュフティは「手数料が安い時期に高単価案件が出たら使う」という補完的な使い方だ。
プラットフォーム選びの実際の判断基準
介護中の特殊事情:「急な中断が多いため、タスク形式の案件が安全」だ。クライアントとのリアルタイムのやり取りが発生するプロジェクト形式は、急に呼ばれた時に迷惑をかけるリスクがある。
| 形式 | 介護中向き度 | 理由 |
|---|---|---|
| タスク形式 | ◎ | 1件完結型なので中断しても損失が最小 |
| プロジェクト(長期) | △ | 継続的なコミュニケーション必要 |
| プロジェクト(単発) | ○ | 納期さえ守れれば中断可 |
私はランサーズのプロジェクト形式(長期)を軸にしているが、「1日の作業報告は1メッセージで完了」という条件のクライアントのみと取引している。
Before/After:プラットフォーム最適化の効果
Before:1プラットフォームのみ(6ヶ月目)
| 使用プラットフォーム | 月収(手取り) | 課題 |
|---|---|---|
| クラウドワークスのみ | 21,840円 | 案件が途切れた月は収入ゼロ |
After:3プラットフォーム分散(22ヶ月目)
| 使用プラットフォーム | 月収(手取り) | 安定性 |
|---|---|---|
| ランサーズ+クラウドワークス+シュフティ | 72,940円 | 1社が途切れても他でカバー |
3つの失敗パターン
パターン1:最安手数料を求めてシュフティに集中した
シュフティの手数料10%に魅力を感じて案件を集中させたが、OCR案件が少なく稼働できない日が増えた。結果として月収が下がった。手数料の安さより「案件の安定供給」の方が重要だと気づいた。
パターン2:全プラットフォームを週ごとに切り替えた
最初は「今週はランサーズ、来週はクラウドワークス」という切り替えをしていた。管理が煩雑になり、継続取引のクライアントとの信頼関係が築きにくかった。現在は「メイン2社+補完1社」で固定している。
パターン3:プラットフォームの仕様変更を確認していなかった
ランサーズが手数料体系を変更した際に気づかず、試算ミスで月の収入が想定より8,250円少なくなった。定期的に各プラットフォームの公式ページで手数料を確認するようにした。
この仕事が向かない人
- デイサービスがない日や急変時の中断が月10日以上ある介護状況の人(安定的な稼働が難しい)
- 1サービスへの集中を好む人(複数プラットフォームの管理コストが負担になる)
- 月8万円以上を目標にしている人(クラウドソーシング中心では限界があり、BPO直接契約が必要になる)
ミノリで始める場合の違い
ミノリの登録は無料で、メールアドレスがあれば最短5分で始められる。本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)をアップロードすると、レベル2以上のタスクに進める。確定申告向けの年間税務ステートメントもダッシュボードからダウンロードできる。
Footnotes
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クラウドワークス手数料:10万円以下の部分20%(税込22%)。出典:クラウドワークス システム利用料 ↩
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ランサーズ手数料:契約金額の16.5%(税込)。出典:ランサーズ システム手数料 ↩
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シュフティ手数料:報酬額の10%。出典:シュフティ利用料一覧 ↩