育休中にAI OCRの副業を始めて月11,000円から34,000円になった。最初にやったのは「就業規則を読む」こと——これを飛ばして後で困る人が多いと聞いたから、1ヶ月目にやった手順を全部書く。
第一子の育休に入ったとき、正直に言うと「このまま何も進歩しない期間が半年続くのが怖かった」。ブランクが復帰後のキャリアに影響するかもという不安と、社会との繋がりが途絶える感覚。副業というより「動いていたい」という気持ちで始めた。
育休中の副業:最初に確認すべきこと
Step 1:就業規則の「副業禁止規定」を確認する
会社の就業規則の「副業・兼業」の項目を確認する。パターンは3つ:
| パターン | 規定の内容 | 取るべき対応 |
|---|---|---|
| A | 副業完全禁止 | 法人発注の業務委託は「副業」に当たるか人事に確認 |
| B | 届け出・承認制 | 書面で届け出て承認を得る |
| C | 届け出のみ | 書類提出で完了 |
私の会社はB(届け出・承認制)だった。育休中の副業について人事に確認したところ、「業務委託での個人作業は届け出が必要だが原則認める」という回答を得た。
就業規則を自分で確認する方法:会社のイントラネット、または入社時に受け取った就業規則ファイル。分からない場合は人事部に「育休中の副業について確認したい」とメールする。
Step 2:育児休業給付金への影響を確認する
育休中に副業をしても、原則として育児休業給付金に影響はない(業務委託の場合1)。
ただし就業日数に条件がある:
- 1ヶ月の就業日数が10日を超え、かつ80時間を超えると支給がストップする可能性がある1
AI OCRの画像分類は「1時間作業して完了して送信」という流れのため、「就業日数」のカウント方法が会社の判断によって変わる場合がある。私はハローワークに直接確認した。回答:「業務委託で自宅作業の場合、日数カウントはケースバイケース。月80時間を目安に収めることを推奨する」
月80時間 ÷ 22日 ≒ 1日3.6時間が上限目安。私は1日1.5時間に抑えているので余裕がある。
Step 3:住民税の「普通徴収」への切り替えを申請する
副業収入が年間20万円を超えると確定申告が必要。申告時に住民税の徴収方法を「普通徴収(自分で払う)」に指定することで、副業収入に関する住民税が会社に通知されるリスクを下げられる。
登録3手順:1ヶ月目にやったこと
手順1:クラウドワークスに登録する(1日目)
未経験からのAI OCR副業で最初の実績を積む場としてはクラウドワークスが最適だ。「タスク形式」なら採用審査なしで即作業できる。
登録から最初の案件完了まで:
| ステップ | 所要時間 | 内容 |
|---|---|---|
| 登録・本人確認 | 30分 | メアド登録・プロフィール入力 |
| 案件検索 | 20分 | 「画像判定」「画像分類」で検索 |
| タスク受注 | 5分 | タスク形式を選択して開始 |
| 最初の完了 | 45分 | 画像分類100枚(単価8円×100=800円) |
手数料22%(10万円以下の部分、税込2)を引いて、最初の実収入は624円。額は少ないが「始められた」という感覚が大事だった。
手順2:1日のスケジュールを設計する(2〜7日目)
育休中の作業は「子どもの睡眠時間」に依存する。私の場合:
| 時間帯 | 作業可能か | 詳細 |
|---|---|---|
| 10:00〜11:00 | ◎ | 子どもの午前昼寝 |
| 13:00〜14:30 | ◎ | 子どもの午後昼寝 |
| 21:00〜22:30 | △ | 子どもの就寝後(深夜は授乳があるため×) |
1日1.5〜2時間が安定的な作業時間。画像分類の場合、1時間で200〜300枚処理できるようになると月3〜5万円の射程に入る。
手順3:最初の1ヶ月の現実的な目標を設定する(開始前)
「月5万円」という目標を立てた人が「やっぱり無理だった」と辞める事例を後から多く聞いた。1ヶ月目の現実的な目標は「1案件完了する」だけでいい。
私の1ヶ月目の実績:
| 内容 | 結果 |
|---|---|
| 完了案件数 | 8件 |
| 処理枚数 | 1,380枚 |
| 報酬(手数料前) | 13,800円 |
| 手取り(手数料22%後) | 10,764円 |
画像分類の単価は1枚5〜10円3。私は8円/枚の案件を中心に受注した。
Before/After:4ヶ月間の変化
Before:育休1ヶ月目の昼(副業開始前)
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 10:00 | 子どもが昼寝。SNSを見て過ごす |
| 11:00 | 子どもが起きる。「何か始めようとも思ったが何もできなかった」 |
After:4ヶ月目・現在の昼
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 10:00 | 子どもが昼寝。クラウドワークスで画像分類開始 |
| 10:45 | 350枚完了(8円×350=2,800円) |
| 11:00 | 子どもが起きる。本日午前:2,800円確保 |
月収(4ヶ月目):手数料前43,000円 → 手取り33,540円
3つの失敗パターン
パターン1:就業規則を確認せずに始めた
育休中の副業を「バレないからいい」と思ってやっている人の話を聞く。しかし会社の規定を無視していると、復帰後に問題になるリスクがある。面倒でも最初に確認する価値がある。
パターン2:目が疲れる深夜に無理して作業した
夜2時の授乳の後、眠れないタイミングで作業したら、ミスが多くて翌日に修正対応が発生した。「疲れたら作業しない」を鉄則にしてからミス率が下がった。
パターン3:最初から高単価案件を狙った
「画像分類8円/枚は低い、ポリゴン描画20〜50円/件を狙おう」と最初に思った。しかし複雑な作業は処理速度が上がるまでに時間がかかり、結果的に時給が低かった。まず速度を上げてから移行するのが正解だった。
この仕事が向かない人
- 育休中に月10万円以上の収入を副業で確保しないと生活が苦しい人(1日1.5〜2時間の作業では難しい)
- 会社が副業を完全禁止しており、承認の見込みがない人(リスクが大きい)
- 子どもが夜泣きで毎日睡眠が3〜4時間以下の状態の人(体調回復を優先すべき)
ミノリで始める場合の違い
ミノリの登録は無料で、メールアドレスがあれば最短5分で始められる。本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)をアップロードすると、レベル2以上のタスクに進める。確定申告向けの年間税務ステートメントもダッシュボードからダウンロードできる。
Footnotes
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育休中の就業日数と給付金の関係:1ヶ月に就業日数10日超かつ80時間超で支給停止の可能性。出典:厚生労働省 育児休業中の就業 ↩ ↩2
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クラウドワークス手数料:10万円以下の部分20%(税込22%)。出典:クラウドワークス システム利用料 ↩
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画像分類1枚5〜10円。出典:nextremer.com アノテーション費用相場 ↩