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経理代行フリーランスの報酬体系|月額固定・従量課金の使い分け

ミノリ編集部2026-04-23

経理代行フリーランスの報酬は、設計次第でクライアントも自分も得する金額に着地します。3つの報酬体系を使い分ける方法を、実例つきで整理しました。

3つの報酬体系

1. 月額固定制

業務範囲を明確化し、月ごとに固定金額を受け取る形式。

  • 例: 月次決算一式8万円/月
  • 長所: 収入が安定、クライアントも予算立てしやすい
  • 短所: 業務量が増えても単価は固定

2. 時給制

実稼働時間に時給を掛ける形式。

  • 例: 時給2,500円、月40時間稼働で10万円
  • 長所: 業務量に応じた公正な報酬
  • 短所: クライアントの予算管理が難しい、自分側も月収が読みにくい

3. 仕訳単価制(従量課金)

処理した仕訳1件あたりで報酬が発生する形式。

  • 例: 1仕訳80円×2,000件 = 16万円
  • 長所: 処理速度を上げるほど時給換算が高まる
  • 短所: 月によって売上変動が大きい

業務内容別のおすすめ報酬体系

業務おすすめ体系理由
記帳代行仕訳単価制処理速度で稼げる
月次決算月額固定制毎月同じ工数
年次決算一式固定制成果物単位が明確
スポット相談時給制変動業務に対応
クラウド会計導入プロジェクト固定納品単位

クライアント規模別の報酬例

個人事業主・小規模法人(年商5,000万円未満)

  • 月次決算: 月3〜5万円
  • 記帳代行: 月2〜4万円
  • 年次決算一式: 年8〜15万円

中堅法人(年商5,000万〜5億円)

  • 月次決算: 月8〜15万円
  • 記帳代行: 月5〜10万円
  • 年次決算一式: 年15〜30万円

上場企業・IPO準備企業

  • 月額顧問: 月20〜50万円
  • 四半期開示支援: 四半期5〜15万円
  • IPO準備プロジェクト: 年100〜300万円

報酬体系のハイブリッド設計

実務では単一体系でなく、複数を組み合わせるのが現実的です。

  • 基本: 月額固定(月次決算一式 5万円)
  • 追加作業は時給制(時給2,500円)
  • 年次決算は別途固定(10万円)

この設計だと、クライアントの予算は月額ベースで安定し、追加依頼に柔軟に対応できます。

単価改定のタイミング

報酬は契約開始から3カ月〜6カ月で一度見直します。

  1. 3カ月目: 業務範囲の再確認
  2. 6カ月目: 単価改定交渉(+10〜20%)
  3. 12カ月目: 契約継続可否と条件変更

改定の根拠として、「この3カ月で対応範囲が◯◯まで広がった」を数字で示すと通りやすくなります。

源泉徴収と消費税の扱い

業務委託報酬で頻出する論点:

  • 源泉徴収: 経理業務の大半は対象外だが、税理士業務相当部分は10.21%源泉徴収
  • 消費税: インボイス登録済なら「外税」で請求、免税事業者は「内税」
  • 2割特例: 2026年9月30日までの経過措置

契約書・請求書の記載は会計上の処理に直結するため、毎回確認が必要です。

値上げを成功させる3つの心構え

  • 単価改定は「お願い」ではなく「提案」として伝える
  • 付加価値を先に提示してから単価を話す
  • 1社で決めず、複数案件で並行実施する

複数クライアントで同時期に改定すると、リスクが分散されます。

参考情報

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