経理業務委託の月収は、稼働時間×時給の掛け算で決まります。副業レベル月10万円から、専業独立で月60万円超まで、現実的な数字を整理しました。
稼働時間別の月収モデル
| 稼働スタイル | 稼働時間/月 | 時給2,000円 | 時給3,000円 |
|---|---|---|---|
| 副業(平日夜+土日) | 40時間 | 8万円 | 12万円 |
| 週2日 | 64時間 | 12.8万円 | 19.2万円 |
| 週3日 | 96時間 | 19.2万円 | 28.8万円 |
| 週4日 | 128時間 | 25.6万円 | 38.4万円 |
| 週5日(フル独立) | 160時間 | 32万円 | 48万円 |
記帳代行なら1仕訳80〜100円で1時間30仕訳の処理が目安で、時給換算2,400〜3,000円になります。
経験年数別の月収レンジ
経験1〜2年(副業フェーズ)
時給1,500〜1,800円。記帳代行・給与計算補助が中心で、月収5〜15万円。本業の合間に作業できる範囲で実績を積む時期です。
経験3〜5年(独立検討フェーズ)
時給2,000〜2,500円。月次決算まで任される案件が増え、月収20〜35万円が射程。独立を視野に入れ始める段階です。
経験6〜10年(独立専業フェーズ)
時給2,500〜3,500円。3〜5社の月次決算を並行で回し、月収35〜55万円。独立専業として成立する水準です。
経験10年以上(専門家フェーズ)
時給3,500〜5,000円。アドバイザリー・IPO準備など専門案件中心で、月収50〜100万円も可能。
月収を安定化する3つの工夫
1. 固定顧問契約を増やす
スポット案件は月変動が大きい一方、月額顧問契約は収入の底上げになります。3社×月10万円の顧問で固定収入30万円のベースが作れます。
2. 稼働曜日を分散する
月末月初に稼働集中せず、月中に「経理体制改善プロジェクト」などスポット案件を入れ込むと、収入が平準化します。
3. クラウド会計導入案件をスケジュール化
1件20〜50万円のクラウド会計導入支援を、年3〜5件計画的に入れると、年間所得に60〜250万円のプラスになります。
月収60万円に到達する組み立て例
経験7年・簿記1級・freee認定アドバイザー資格保有者の例です。
- 月額顧問: 3社×15万円 = 45万円(週3日相当)
- 記帳代行: 2社×5万円 = 10万円(月40時間)
- スポット案件: 月平均7万円
- 合計: 月62万円、年商約750万円
経費を引いた手取り年収は550〜600万円レンジです。
月収が伸び悩む人の共通点
時給1,500〜1,800円帯で止まっているケースは、以下のパターンが多いです。
- 記帳代行のみで業務範囲が広がっていない
- クラウド会計の認定資格を取っていない
- 特定業界の深掘りができていない
- 単価交渉のタイミングを逃している
いずれも「時間投下×1カ月集中」で改善可能です。