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経理業務委託の契約方法|契約書テンプレートと6つの必須条項

ミノリ編集部2026-04-23

経理の業務委託契約は、契約書の作り方でトラブル件数が大きく変わります。準委任と請負の違い、必ず入れる6条項、2026年の税制対応まで、実務で役立つ契約方法を整理しました。

準委任契約と請負契約の違い

経理業務委託は民法上、ほとんどが準委任契約です。結果よりも「適切な業務遂行」を約束する契約形態です。

項目準委任請負
成果物明確でない明確(納品物)
報酬業務量・時間ベース成果物単位
瑕疵担保責任なしあり
途中解約比較的柔軟原則不可
経理業務の例記帳代行・月次決算決算書1式納品

記帳代行や月次決算は準委任で、年次決算書作成一式は請負で契約するのが一般的です。

業務委託契約書に必須の6条項

1. 業務範囲の明確化

「月次仕訳入力(最大500件)、試算表作成、月次報告書提出」のように、上限と下限を数字で書きます。

2. 報酬と支払サイト

  • 報酬額: 月額固定 or 仕訳単価・時給
  • 支払日: 月末締め翌月末払いが標準
  • 消費税: 内税・外税の明記

3. 契約期間と更新

自動更新か否か、更新時の条件改定ルールを明記します。

4. 秘密保持義務

経理データは財務機微情報を含むため、NDAは別紙で詳細化するのが安全です。

5. 源泉徴収の扱い

法人への委託は源泉徴収不要、個人事業主への委託は業務内容次第で必要です。経理業務の大半は源泉徴収対象外ですが、税理士業務に該当する部分があると10.21%が源泉徴収されます。

6. 解除条項

解除予告期間(通常1〜3カ月前)と、中途解除時の精算ルールを明記します。

2026年のインボイス制度対応

インボイス制度の「2割特例」は2026年9月30日までの適用で、それ以降は廃止されます。課税事業者の選択と登録番号発行は、契約更新のタイミングで必ず確認してください。

  • 登録番号の記載欄を契約書に追加
  • 請求書に「適格請求書」記載事項を含める
  • 免税事業者のままでも受注可能か、クライアントに事前確認

契約書テンプレートの入手先

独自で作らず、公的機関のテンプレートをベースに加筆するのが実務的です。

  • 中小企業庁・経済産業省が公開する業務委託契約書サンプル
  • 会計ソフト大手(freee・マネーフォワード)の公開テンプレート
  • 弁護士ドットコム・クラウドサイン等のテンプレート

テンプレートのまま使わず、自分の業務範囲と報酬体系に合わせて必ず調整します。

契約締結後の運用で決まる関係性

契約書を交わしたら、月1回の実績レポートと請求書発行を定型化します。特に支払サイトの守られ方が6カ月連続で安定するかが、長期契約への移行判断の基準になります。

参考情報

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