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経理フリーランスの手取り計算|年収500万円の実質手取りはいくら?

ミノリ編集部2026-04-23

経理フリーランスの手取りは、額面年収の55〜70%程度です。年収レンジ別の具体的な手取り試算と、手取りを増やす工夫を整理しました。

年収別の手取りシミュレーション(単身・35歳想定)

年収300万円

項目金額
売上300万円
経費△50万円
青色申告控除△65万円
所得税・住民税△20万円
国民健康保険△25万円
国民年金△20万円
手取り約170万円

年収500万円

項目金額
売上500万円
経費△80万円
青色申告控除△65万円
所得税・住民税△45万円
国民健康保険△45万円
国民年金△20万円
手取り約305万円

年収800万円

項目金額
売上800万円
経費△120万円
青色申告控除△65万円
所得税・住民税△105万円
国民健康保険△70万円
国民年金△20万円
手取り約480万円

年収1,000万円

項目金額
売上1,000万円
経費△150万円
青色申告控除△65万円
消費税納付△40万円
所得税・住民税△140万円
国民健康保険△80万円
国民年金△20万円
手取り約505万円

年収1,000万円を超えると消費税納付が発生するため、手取り増加幅が鈍ります。

会社員時代との比較

フリーランスは会社員より手取りが少なくなる構造です。

額面年収会社員手取りフリーランス手取り差額
300万円約240万円約170万円△70万円
500万円約400万円約305万円△95万円
800万円約620万円約480万円△140万円
1,000万円約750万円約505万円△245万円

差額の主因は、国民健康保険(会社員は労使折半で半分負担)と厚生年金(フリーランスは国民年金のみ)です。

手取りを増やす5つの節税策

1. 経費計上の最大化

業務に関連する支出は全て経費化します。年間80〜150万円の計上が現実的です。

2. 青色申告の65万円控除

複式簿記+電子申告で最大控除を取ります。

3. 小規模企業共済加入

月7万円(年84万円)を全額所得控除可能。退職金代わりに積み立てられます。

4. iDeCo加入

月6.8万円(年81.6万円)まで所得控除可能。老後資金対策にも。

5. 付加年金

月400円の追加支払いで、将来の年金額を上乗せ。

小規模企業共済とiDeCoを併用すると、年間165万円まで所得控除が取れます。

法人化の検討タイミング

年収800万円を超えると、法人化で手取りが増える可能性があります。

法人化のメリット

  • 役員報酬による給与所得控除適用
  • 社会保険料の法人負担(一部)
  • 損金算入できる経費の拡大
  • 消費税の2年免税

法人化のデメリット

  • 設立費用(20〜30万円)
  • 法人住民税の均等割(年7万円)
  • 社会保険の強制加入

試算して有利な場合、年収800万〜1,000万円が法人化の目安です。

独立初年度の資金繰り注意点

独立1年目は特に資金繰りに注意が必要です。

  • 会社員時代の住民税が6月から請求(前年度分)
  • 国民健康保険料も6月から請求
  • 所得税は翌年3月15日に一括
  • 住民税は翌年6月から4期分割

6カ月分の生活費+税金準備金(年収の10〜15%)を事前に確保します。

参考情報

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