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育休中にレビュー案件やってみた!生後5ヶ月の娘を抱える31歳会社員が感じたリアル

ミノリ編集部2026-04-10

第一子育休4ヶ月目の育休中の会社員がレビュー案件を始めて、月18,560円まで到達した。1日90分、赤ちゃんの朝寝と夜の寝かしつけ後の時間だけ。時給換算412円だが、「社会との繋がりが戻ってきた感覚」のほうが収入より大きかった、というのが育休中31歳会社員の正直な感想だ。

ただし、育休中にレビュー案件をやるには3つの境界線を先に決めておく必要がある。育児休業給付金の支給条件(厚労省)、復帰後のキャリア、そして副業の年間所得20万円ルール(freee)。この境界を超えると、稼ぎよりも失うもののほうが大きくなる。

レビュー案件の単価と種類

在宅で受けられるレビュー系案件は大きく3種類に分類できる。

案件種別1件あたり単価(額面)手取り(20%控除後)作業時間
商品レビュー投稿(ECサイト)180〜350円144〜280円15〜25分
商品レビュー記事(2,000字)1,000〜2,000円(CW)800〜1,600円60〜90分
アプリ・サービスの使用感レビュー80〜250円64〜200円10〜20分

育休中で作業時間が細切れな場合、90分の集中を必要とする2,000字レビュー記事は向かない。途中で赤ちゃんが泣いて中断すると、書いた流れが途切れて最初から読み直しになる。筆者は2ヶ月目から「10〜25分で完結する単品レビュー」だけに絞った。

1日90分ルールの中身

育休中の1日は、赤ちゃんのリズムに完全に従属する。生後5ヶ月の息子の睡眠スケジュールはおおむね以下のようになっている。

時刻息子の状態作業可否
5:30-7:00起床・授乳不可
9:30-10:30朝寝(約1時間)作業45分
12:00-14:00昼食準備・散歩不可
14:00-15:00昼寝(不安定)作業は期待できない
19:00-20:00お風呂・寝かしつけ不可
20:00-21:00夫婦の食事不可
21:00-21:45作業時間(確定)作業45分

合計90分。しかも朝寝はいつ起きるか分からない。途中で起きた日は午前の作業が20分で終わることもあった。この条件で月18,560円を作るには、90分のうち1分も無駄にしないことが条件だった。

1ヶ月目: 単価500円案件で時給180円まで落ちた

育休中で時間があるからと「1,500字の商品レビュー記事、単価500円」に応募した。構成を考えて書き始めると、1記事2時間以上かかる。しかも書いている途中で息子が泣いて中断すると、流れを思い出すのに10分ロスする。

結果、1ヶ月目に完了できたのは8記事だけ。収入は3,240円(手数料引き後)。時給に換算すると約180円。最低賃金の7分の1以下だった。

2ヶ月目: 短時間で完結する単品レビューに絞った

2ヶ月目は戦略を変えた。文章構成を考える必要がある記事案件は全てやめて、以下の3種類だけ受注した。

  1. ECサイトの商品レビュー投稿(1件150〜280円): 商品を受け取って写真を撮り、200字の感想を書く
  2. アプリの使用感チェック(1件180〜220円): 特定機能を30分試して、箇条書きで報告
  3. 食品モニター(1件350〜500円): サンプル品を使ってアンケート+写真提出

この3種類なら1件あたり15〜25分で完結する。息子が起きても「切りのいいところで中断」できる。2ヶ月目の収入は9,840円に伸びた。

3つの失敗パターン

パターン1: 20万円の壁を忘れた発注

2ヶ月目に調子に乗って「月3万円いけるかも」と思ったが、年間所得20万円を超えると確定申告が必要になる(freee)。育休中会社員の場合、本業の源泉徴収と合算されて住民税額が変わり、復帰後に会社から「副業してました?」と指摘される可能性がある。月ペースを18,000円前後に抑えて年間216,000円未満にキープ、いや、より安全に年間20万円以下を厳守するため月16,000円台で調整した。

パターン2: 育児休業給付金との関係を勘違い

育児休業給付金は、育休中の労働時間が月80時間以内で支給される(厚労省)。レビュー案件を1日90分×20日=30時間で回しているうちは全く問題ないが、「月80時間=1日4時間までなら稼げる」と誤解して作業量を増やすと、給付金が減額されるリスクがあると当初勘違いしていた。実際には育児休業給付金の労務制限は雇用主の会社での労働時間が対象だが、副業の扱いは会社の就業規則次第。復帰後のトラブルを避けるために、人事に確認しないうちは月10時間程度に抑えるのが安全だった。

パターン3: 深夜の作業で翌日の授乳がきつい

22時以降の作業は2日で限界が来た。深夜帯は息子の夜間授乳(1-4時の間に1〜2回)があり、睡眠が細切れになる。そこに夜更かしが加わると翌日の離乳食準備に手が回らない。21:45で強制終了のルールにして、PCを別室に置くことで物理的に遮断した。

時給より「社会との繋がり」が効いた

月18,560円は、育休前の会社員時代の手取り(月23万円)と比べるとごく僅か。でも数字以上の効果があった。

  • 発注者とチャットで業務連絡する機会があり、文章を書く筋肉が落ちにくい
  • 納期を守るために時間管理する習慣が戻った
  • 赤ちゃん以外の話題で頭を使う時間ができた(育休中の孤立感が減った)
  • 復帰後のキャリアに影響しない範囲での「自分名義の収入」ができた

育休中のメンタルヘルス維持の側面で、月18,560円の副収入は想像以上の効果があった。

この仕事が向かない人

育休中に商品レビュー案件を始めるのは、次の条件に当てはまる人には向かない。

  • 夜間授乳が3回以上あり、日中も慢性的な睡眠不足の人
  • 復帰後のキャリアを優先するために一切副業したくない人
  • 年間20万円の壁を計算・管理するのが面倒な人
  • 1件あたり500円未満の作業に集中力を割けない人(単価と時給のバランスが悪い)
  • 会社の就業規則で副業が一切禁止されている人(育休中も規則適用)

逆に「復帰までの半年間、社会との接点を少しでも残したい」「月1〜2万円の小遣い感覚でいい」「赤ちゃんの朝寝と夜の1時間の作業時間を確保できる」という育休中の会社員には、適度な相性だった。

月次推移(育休4ヶ月〜8ヶ月)

1日の作業時間月総時間月収入時給換算
育休4ヶ月目(開始月)1.0時間18時間3,240円180円
育休5ヶ月目1.2時間28時間9,840円351円
育休6ヶ月目1.5時間38時間14,720円387円
育休7ヶ月目1.5時間45時間18,560円412円

復帰までの残り3ヶ月で同水準を維持し、年間累計で19万円程度に着地させるプランを立てている。

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