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3歳児の昼寝中に経費精算代行をやってみた!33歳専業ママが感じた細切れ2時間のリアル

ミノリ編集部2026-04-10

3歳の子を抱える未就学児のママが、子の昼寝時間90分と夜の30分、合計2時間で経費精算代行の副収入を月19,420円まで積み上げた。3ヶ月目。1件あたり手取り24円の単純入力を月820件。夫の扶養内で「社会との繋がりを残しつつ家計の足しにする」という当初の目標は、想定より1ヶ月遅れで達成した。

「記帳代行で月5万円」と書いてある記事は多いが、未就学児を育てる母親が実際に確保できる作業時間は細切れの1.5〜2時間。この条件で月5万円は物理的に難しい。現実的な目標である月1.5〜2万円に向けて、どんな案件を選び、何を諦め、どこで時給が伸びたかを数字で記録する。

経費精算代行の案件が主婦に向いている理由

経費精算代行は、クラウドワークス等で月1,000件で1〜3万円(クラウドワークスTimes)の相場感。仕訳入力や記帳代行と違って、判断を求められる場面が少ない。具体的には以下のような作業内容になる。

  • 領収書画像を見て、日付・金額・店名・品目をExcelに転記
  • あらかじめ決められた勘定科目候補の中から1つを選ぶ
  • 消費税区分(10%/8%軽減)を画像から判定

この作業の最大の特徴は「30秒で1件終わって、いつでも中断できる」こと。3歳児の昼寝は30分で起きることも90分続くこともあり、細切れ前提で進める必要がある。経費精算代行はその切れ目に最も適合した職種だった。

1ヶ月目: 単価40円案件で撃沈

1ヶ月目は「経費精算代行 1件40円」という高単価案件に応募して採用された。単価が高い理由は明確で、勘定科目の判断+適格請求書(インボイス)の判定+取引先マスタへの追加まで全部含まれていたから。1件あたり3分以上かかり、実質時給は750円。

さらに悪いことに、インボイス番号の判定を5件連続で間違えて「注意」が入り、6件目以降は全件検品対象になった。結果、1ヶ月目の収入は4,680円(3週間で117件)。作業時間に対して割に合わない。

2ヶ月目: 単純入力だけの案件に絞った

2ヶ月目は「判断を求めない、単純入力のみ」の案件に絞った。

案件種別1件単価(額面)手取り(20%控除後)1件所要時間
領収書を見て金額・日付転記のみ30円24円30〜40秒
勘定科目プルダウン選択のみ25円20円20秒
交通費精算の経路入力40円32円60秒

判断を求められない単純入力に絞ると、1時間あたり80〜120件処理できる。2ヶ月目の収入は11,840円に伸びた。

3歳児の昼寝中の動き方

3歳児の昼寝は、13:30頃に寝て14:30〜15:00頃に起きる。90分取れる日もあれば、30分で起きてしまう日もある。筆者が作業中に取っているルールは以下の通り。

経過時間行動
0-3分PC起動・作業環境セットアップ
3-5分案件リストを確認し、前回の中断箇所から再開
5-80分経費精算の単純入力に集中
80-85分進捗を発注者のスプレッドシートに転記
85-90分PC終了・作業場を片付け

この90分で約80件処理できる。1件24円手取りで1,920円/日。月20営業日で38,400円のはずだが、実際には「30分で起きた日」「体調不良で作業ゼロの日」を含めた月平均で19,420円に落ち着いた。

夜の30分は「昼寝中にできなかった分の補填」または「翌日分の案件要件確認」に使う。深夜帯は集中力が落ちて入力ミスが増えるため、夜の作業は単純入力に限定している。

3ヶ月目: 継続案件を取れて時給が倍増

3ヶ月目の転機は、2ヶ月目に評価★5.0を取った発注者から「月500件固定で月12,000円の継続案件」の打診があったこと。これまではタスクを拾って作業していたが、継続案件だと案件探しの時間がゼロになる。

3ヶ月目の内訳はこうなった。

  • 継続案件(A社): 月500件で月12,000円固定
  • 単発タスク案件: 322件×手取り24円 = 7,728円
  • 合計: 19,728円(うち振込手数料等で308円控除、実質19,420円)

1日あたりの作業時間は変えていない(約1.5時間)のに、収入は2ヶ月目の1.6倍。案件探しを省ける効果が想像以上に大きかった。

3つの失敗パターン

パターン1: インボイス判定付きの高単価案件で不合格

「経費精算の入力代行、1件40円」の案件に応募して採用されたが、実際の作業にインボイス登録番号の正誤チェックが含まれていた。簿記やインボイス制度の知識がないと1件あたりの判断に2分以上かかり、しかもミスが頻発する。単価の高い案件=必ず判断要素が入っていると覚えておくべきだった。

パターン2: 3歳児が起きた瞬間に保存せずPC離脱

集中して作業していた日、子の泣き声で慌ててPCから離れた結果、Excelファイルが保存されずに過去30分の作業が吹き飛んだ。5分に1回Ctrl+S、もしくは自動保存機能を有効化するルールを徹底した。

パターン3: 週末に夫が子守している間に深夜まで作業

「土曜日は夫に任せて日中5時間作業しよう」と計画したが、夫が2時間で限界になって午後から子供が筆者のところに戻ってきた。週末のまとまった時間を当てにする計画は現実的でない。平日の昼寝時間だけを当てにして計画するのが結局安定した。

この仕事が向かない人

経費精算代行の在宅ワークを始めるのは、未就学児のママでも次の条件に当てはまる人には向かない。

  • Excelの基本操作(ショートカット、絶対参照、フィルタ)に不慣れな人
  • 数字の入力ミスを気にしない性格の人(1件のミスで月報酬の1割が飛ぶ)
  • 子の昼寝が安定しない家庭(30分で起きる日が週3以上)
  • 月3万円以上を目標にしている人(未就学児ママの時間では現実的でない)
  • 細かい数字を長時間凝視すると頭痛がする人(画面凝視が主作業)

逆に「Excelは触れる」「細切れ時間でも気にせず作業できる」「月1.5〜2万円で満足」という未就学児ママには、他のデータ入力系副業と比べて単価が1.5倍高い選択肢になる。

月次推移(開始〜3ヶ月目)

1日作業時間月総時間処理件数月収入(手数料後)時給換算
1ヶ月目1.2時間28時間117件4,680円167円
2ヶ月目1.4時間34時間402件11,840円348円
3ヶ月目1.5時間38時間820件19,420円511円

時給換算511円は、東京都最低賃金1,226円(東京労働局)の4割程度。でも「通勤不要・子を預ける必要なし・中断してもペナルティなし」という条件を金額換算すると、体感的な価値は時給1,000円前後のパートと近かった。

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