育休中にExcelスキルを磨く理由は2つある。ひとつは「データ入力の月収を上げること」、もうひとつは「職場復帰後のブランクを埋めること」だ。
育休中31歳。出産前は一般事務職でExcelを使っていたが、1年間触れない間にVLOOKUPの使い方を忘れた。育休中に磨いた5つのExcelスキルは全て、クラウドソーシングの案件で使えるスキルであり、かつ職場復帰後に即戦力になるスキルでもある。習得時間・採用率への影響・月収の改善額を全て実測で示す。
Excel必須スキル5選と習得データ
スキル1: VLOOKUP(データ照合)
習得時間: 8時間(YouTube無料動画) クラウドソーシングでの用途: 顧客リスト照合・商品コード照合案件 採用率への影響: Excel整形案件の採用率 → 0%(習得前)→ 52%(習得後) 月収改善: +4,800円/月(習得後2ヶ月平均)
VLOOKUPは「別のシートにある情報を引っ張ってくる関数」だ。名刺入力から一段上の「照合・整形」案件に応募できるようになった最初のステップだった。習得後は案件の選択肢が明確に広がった。
スキル2: IF/COUNTIF(条件分類・集計)
習得時間: 6時間(VLOOKUP理解後なら速い) クラウドソーシングでの用途: 顧客ランク分類・条件別集計案件 採用率への影響: 条件分類案件 → 採用率38%(IF習得後) 月収改善: +2,100円/月
IFは「条件を満たしていれば○、そうでなければ×」というシンプルな関数だが、COUNTIFと組み合わせると複雑な分類タスクをこなせる。発注者向けの応募文に「IF・COUNTIF使用実績あり」と書けるようになった。
スキル3: フィルター・重複削除
習得時間: 3時間(操作を覚えるだけ) クラウドソーシングでの用途: 重複データ削除・条件別抽出案件 採用率への影響: データクレンジング案件 → 採用率47% 月収改善: +1,600円/月
フィルターと重複削除は「関数」ではなくExcelの機能だが、これを使いこなせる人が「データクレンジング」案件では差別化になる。習得時間3時間に対してコスパが高い。
スキル4: ピボットテーブル(集計・分析)
習得時間: 12時間(最初は難しい) クラウドソーシングでの用途: 売上集計・アンケート集計案件 採用率への影響: ピボット使用案件 → 採用率29%(競合多い) 月収改善: +3,200円/月
ピボットテーブルは習得に時間がかかるが、使える案件の単価が高い。時給換算1,700〜1,800円の案件もある。ただし競合も増えるため採用率は他スキルより低かった。
スキル5: 条件付き書式・データの入力規則
習得時間: 4時間 クラウドソーシングでの用途: マスターデータ作成・フォーマット統一案件 採用率への影響: フォーマット整備案件 → 採用率41% 月収改善: +1,200円/月
「見た目の整理」ができるスキルは発注者の評価が高い。納品物の品質が視覚的にわかりやすいため、高評価がつきやすく次案件の採用率が上がる。
5スキル習得後の月収推移
| 時期 | 習得済みスキル | 月収 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | なし | 3,200円 |
| 2ヶ月目 | フィルター・重複削除 | 6,400円 |
| 3ヶ月目 | +VLOOKUP | 10,200円 |
| 4ヶ月目 | +IF/COUNTIF | 14,800円 |
| 5ヶ月目 | +条件付き書式 | 18,600円 |
| 6ヶ月目 | +ピボットテーブル | 21,400円 |
スキルを1つ習得するたびに月収が4,000〜5,000円改善した。合計75時間の学習投資で月収が18,200円増えた。
ブランク対策としての二重の効果
データ入力でExcelを使う副業は、職場復帰後の戦力値に直結する:
| スキル | データ入力での用途 | 復帰後職場での用途 |
|---|---|---|
| VLOOKUP | 顧客照合案件 | 業務データ照合 |
| ピボットテーブル | 売上集計案件 | 月次レポート作成 |
| IF/COUNTIF | 分類案件 | 条件別集計資料作成 |
「副業で収入を得ながらスキルを磨く」というサイクルが育休中のブランク対策として最も効率的だった。
この仕事が向かない育休中の人
- ExcelをPC操作から始める必要がある人(スマホしかない): Excelスキルの習得はPC環境が必要。スマホのみの場合はExcel系案件には参入できない
- 「子供が大きくなってから副業を始めたい」と考えている人: Excelスキルは使わないと忘れる。育休中に習得して継続的に使い続けることが、復帰後の実力維持につながる