初月3,240円、2ヶ月目11,600円、6ヶ月目36,800円。21歳経済学部3年生の私が在宅データ入力副業6ヶ月の全収支を出す。
大学の授業が週3日、居酒屋バイトを週2回入れている私が、さらに在宅データ入力を追加した理由は「就活前に自分で稼ぐ経験が欲しかったから」だった。学業を崩したくないので週10時間以内という制約を決め、2025年8月から始めた。結論から言うと週10時間で月3万円超は達成できる。ただし最初の2ヶ月は飲み物代にもならない。
6ヶ月の月別収支と稼働時間の実測
学業との両立を前提とした週10時間モデルの全記録だ。
| 月 | 稼働時間/週 | 月収 | 時給換算 | 主な案件タイプ |
|---|---|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 6時間 | 3,240円 | 135円 | アンケート・単純コピー |
| 2ヶ月目 | 8時間 | 11,600円 | 362円 | 名刺データ入力 |
| 3ヶ月目 | 10時間 | 18,400円 | 460円 | 名刺+住所録転記 |
| 4ヶ月目 | 10時間 | 24,800円 | 620円 | 住所録+Excel整形 |
| 5ヶ月目 | 10時間 | 31,200円 | 780円 | Excel整形+文字起こし |
| 6ヶ月目 | 10時間 | 36,800円 | 920円 | 文字起こし+データ分類 |
初月の時給135円は絶望的に見えるが、これは案件の選び方が悪かった。「簡単そう」というだけでアンケート系に応募したが、単価が極めて低い。2ヶ月目から「まとまった件数がある」「単価が件あたり10円以上」という条件で絞ったところ急速に改善した。
学業との両立:大学の時間割と作業ブロックの設計
経済学部3年は授業が週3日(月・水・金)。作業は主に授業のない日に組み込んだ。
| 曜日 | 授業 | バイト | データ入力 |
|---|---|---|---|
| 月曜 | 1〜4限 | なし | 18〜20時(2時間) |
| 火曜 | なし | なし | 10〜13時(3時間) |
| 水曜 | 2〜3限 | なし | 18〜20時(2時間) |
| 木曜 | なし | 18〜22時 | 10〜12時(2時間) |
| 金曜 | 1限 | なし | 14〜15時(1時間) |
| 土曜 | なし | 17〜22時 | 10〜12時(2時間) |
| 日曜 | なし | なし | オフ |
週合計:データ入力12時間(少し超過)、バイト9時間、授業16時間。試験期間(6月・1月)はデータ入力を週3時間まで削減した。
大学生が気にすべき税の問題
経済学部生なので税の計算は自分でやった。2026年現在の学生副業の扶養に関するルール12を整理する。
- 親の扶養控除(特定扶養親族):19〜23歳は年収150万円まで親が満額63万円の控除を受けられる(2026年度制度)
- 学生本人の所得税:給与収入+副業雑所得が178万円(2026年分)まで、勤労学生控除適用で所得税かからず
- 確定申告の必要性:給与所得があり、副業の雑所得が年間20万円を超えると確定申告が必要。私の場合6ヶ月で約126,040円なので年間20万円以下。確定申告は不要だが住民税の申告は必要
6ヶ月合計収入126,040円は親の扶養に影響しない水準だが、年間20万円(データ入力のみ)を超えるペースになった場合は確定申告を忘れずにすること。
3つの失敗パターンと立て直し
パターン1: 最初にアンケート系を選んで時給135円になった
アンケート1件あたり単価が3〜10円で、1時間にこなせる件数が20件前後。「件数が多くこなせる」という錯覚で選んだが実際の時給は140円以下だった。件単価10円以上・一件の作業時間が推定できる案件を選ぶべきだった。
パターン2: 試験期間を考慮しなかった
1ヶ月目に試験期間と完全に重なり、週6時間以上作業できなかった。前期は6月、後期は1月が試験期間と事前に分かっているので、その前後に稼働量を調整するバッファが必要だった。
パターン3: 1社のプラットフォームだけで受注しようとした
クラウドワークスだけ使っていた4ヶ月目まで、案件の空き待ちで手持ち無沙汰になる時間が多かった。ランサーズとシュフティ(うるる運営、手数料一律10%3)を追加登録した5ヶ月目から稼働率が上がった。
この副業が向かない学生
- 授業が週5日以上でバイトも週4回の人:週10時間の確保が現実的でない
- 「楽して稼げる」と思っている人:初月の時給135円を見て心が折れる可能性が高い
- 試験前後に案件の納期を守れない人:クラウドソーシングの評価が下がると採用率が落ちる