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データクレンジングの在宅案件をやってみた!2歳児ママの私が1件2円作業に感じたリアル

ミノリ編集部2026-04-10

2歳児を抱える未就学児のママの自分が、昼寝90分と夜の30分だけの時間でデータクレンジング(重複削除・表記揺れ統一・欠損値補完)の副業を月14,280円まで積み上げた。3ヶ月目。1件手取り2円の単純作業を月7,140件処理した。時給換算で529円。東京都最低賃金1,226円(東京労働局)の半分以下だが、「2歳児と離れられない生活の中で作れる貴重な自分名義の収入」という意味で価値があった。

データクレンジングは単価が安い。1件2円前後(Offers Magazine)が相場で、クラウドソーシングでの時給換算は1,000〜1,400円(HELP YOU)という記事もあるが、それは「連続して集中できる作業者」の数字。未就学児ママが細切れ時間でやると時給500円台が現実だった。

データクレンジング作業の種類と難易度

在宅で受けられるデータクレンジング案件は、大きく4種類に分類できる。未就学児ママが現実的に取れるのは下2つだ。

作業内容1件単価(手取り)1時間処理件数判断の要否
住所表記の統一(「県」削除等)1.6円120件不要
会社名の表記揺れ統一2.4円80件部分的
重複レコード判定・マージ6〜12円30件必要
欠損値の外部調査+補完15〜25円12件必要+検索

判断を要する案件(下2つ)は単価が高いが、集中を切らすと精度が落ちる。子が突然起きる可能性がある環境では、上2つの「判断不要の機械的作業」に絞るのが現実的だった。

1ヶ月目: 判断系案件で心が折れた

1ヶ月目は「重複レコード判定・マージ、1件10円」の案件に応募して採用された。単価は高いが、1件あたり2〜3分かかる。しかも、子の泣き声で中断するとどの行まで処理したか分からなくなり、最初からやり直すはめになった。

1日の実際の動きはこうだった。

時刻作業内容処理件数
13:30-13:45前回の中断行を探す0件
13:45-14:15重複判定に集中8件
14:15-14:20子が起きて中断
14:20-14:35子の相手
14:35-14:50作業再開、前回行を再確認4件

30分以上かけて12件、時給換算240円。1ヶ月目の収入は3,640円だった。

2ヶ月目: 単純置換だけに絞って処理速度が3倍に

2ヶ月目は「判断不要の作業」だけを選んだ。応募したのは以下の案件。

  • A社: 住所データの「県・府・都・道」の削除、1件1.6円×3,200件
  • B社: 「株式会社/(株)」の表記統一、1件2円×1,800件

この作業の特徴は、Excelの「置換」機能でほぼ一括処理できること。本来は発注者側で置換すればいい作業だが、「表記揺れが多すぎて一括置換だと誤変換が起きる」という理由で手作業委託される。

筆者はExcelの以下の3つのショートカットを使い倒した。

  1. Ctrl+H: 検索と置換
  2. Ctrl+↓: 列の最下行までジャンプ
  3. Alt+Enter: セル内改行

この3つを習慣化した結果、1時間あたり処理件数が80件→150件まで向上。2ヶ月目の収入は8,920円に伸びた。

3ヶ月目: 継続案件でリズムが安定

3ヶ月目の転機は、B社から「月2,000件の継続契約、固定月5,000円」の打診があったこと。月の合計作業量が見込めるようになり、他の単発案件との調整がしやすくなった。

3ヶ月目の内訳:

  • B社継続: 月2,000件、5,000円固定
  • C社(新規): 住所データクレンジング、月3,500件×1.6円 = 5,600円
  • 単発タスク: 月1,640件×2.3円平均 = 3,680円
  • 合計: 14,280円

1日1.5時間×月20日=30時間で14,280円、時給換算476円。

2歳児の昼寝パターンと作業の噛み合わせ

2歳児の昼寝は、1歳児よりも長く安定する代わりに、起きる時間が予測しにくい特徴がある。筆者の息子は以下のようなパターンだった。

パターン発生頻度昼寝の長さ作業可能時間
A: 長寝月8日120分以上100分
B: 標準月9日75〜90分60分
C: 短寝月5日30〜50分15分
D: 寝ない月3日0分0分

月総作業時間を計算すると、(100×8 + 60×9 + 15×5 + 0×3) ÷ 60 = 23時間程度。これに夜の30分×月15日=7.5時間を足して、月総計は約30時間。この条件下で月14,280円が現実解だった。

3つの失敗パターン

パターン1: 判断系の高単価案件で集中が切れた

1ヶ月目の重複レコード判定案件で、子が起きるたびに処理位置を見失い、ミスが続発。判断を伴う案件は集中が必須。細切れ時間では単価より精度が優先という教訓。

パターン2: 自動化スクリプトを使って規約違反

Pythonで書いた置換スクリプトで1時間1,000件処理したが、案件の規約に「機械処理禁止、手作業のみ」と書かれていた。発注者から「検品で機械処理疑いあり」と連絡が来て、2件の案件が未払いになった。規約を読んでから応募する基本を徹底した。

パターン3: ファイル破損で半日分の作業喪失

大きな元データを編集中にExcelが落ちて、45分の作業が飛んだ。15分ごとにCtrl+Sで保存+コピーを別名で保持のルールを徹底して、以降は作業喪失をゼロにした。

この仕事が向かない人

データクレンジングの在宅ワークを始めるのは、未就学児のママでも次の条件に当てはまる人には向かない。

  • Excelの基本操作(フィルタ・置換・関数)に不慣れな人
  • 細かい文字・数字の比較を長時間続けると頭痛がする人
  • 月5万円以上を目標にしている人(単価が安すぎて現実的でない)
  • 子の昼寝パターンが日によって極端に違う(作業量が予測できない)
  • 単調な作業で集中力が切れやすい性格の人(1件1.6円でミスが続発する)

逆に「Excelは普通に触れる」「単調作業が苦にならない」「月1〜1.5万円で満足できる」「子の昼寝が比較的安定している」という未就学児ママには、他のデータ入力系副業と比べてノルマがゆるく、精神的な負担が少ない選択肢だった。

月次推移(開始〜3ヶ月目)

1日作業時間月総時間処理件数月収入(手数料後)時給換算
1ヶ月目1.2時間24時間420件3,640円152円
2ヶ月目1.4時間28時間4,280件8,920円318円
3ヶ月目1.5時間30時間7,140件14,280円476円

時給換算476円。「在宅データクレンジングで時給1,400円」という記事のタイトルとは大きな差がある。それでも、月14,280円の自分名義の収入があることで、育児中の社会的孤立感は確かに減った。

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