「月9万7,200円稼いでいる」という数字は正確ではない。保育料63,200円を引くと実収益は34,000円だ。この計算を知った上で「それでも稼ぐ意味がある」と判断したから続けている。
33歳、子供は4歳・来年4月に小学校入学予定。8ヶ月間のデータ入力派遣で月収97,200円(時給1,350円・週18時間)に到達したが、保育料63,200円を差し引くと「手残り34,000円」だ。この数字は損か得かを、小1の壁が迫った今、計算し直している。
月収と保育料の実収益計算
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 派遣月収 | 97,200円(1,350円×72時間) |
| 保育料(認可保育園) | 63,200円 |
| 差引実収益 | 34,000円 |
| 交通費(在宅のためゼロ) | 0円 |
| 経費(PC、通信費の按分) | △2,000円 |
| 実質手取り概算 | 約32,000円 |
月32,000円の手残りを「少ない」と見るか、「在宅でスキルを積みながら稼いでいる」と見るかで評価が変わる。
「それでも続ける理由」3つ
- スキルの蓄積:8ヶ月でExcel基本・タイピング速度向上・業務実績が積み上がった。小学校入学後に稼働時間を増やすと、保育料なしで同じ月収が手残りになる。
- 収入が「ゼロ」でないことの精神的価値:「自分で稼いでいる」という感覚が育児と家事だけの生活よりも充実感につながった。
- 就業実績の確保:子供が大きくなった後に「就業空白期間がある」より「ずっと働いていた」という履歴が次のキャリアに活きる。
1週間の子育て両立スケジュール(実例)
| 曜日 | 午前 | 午後 | 稼働時間 |
|---|---|---|---|
| 月 | 保育園送迎→9:00〜12:00稼働 | 15:30お迎え準備・夕食 | 3時間 |
| 火 | 保育園送迎→9:00〜13:30稼働 | 15:30お迎え | 4.5時間 |
| 水 | 買い物・家事 | 買い物続き・お迎え | 0時間(休み) |
| 木 | 保育園送迎→9:00〜13:30稼働 | 病院・お迎え | 4.5時間 |
| 金 | 保育園送迎→9:00〜12:00稼働 | お迎え・週末準備 | 3時間 |
| 土日 | 家族時間 | 家族時間 | 0時間 |
週合計:15時間。時給1,350円×15時間×4.3週≒87,075円/月が計算上の月収。実際は発熱等で月70〜97時間の幅がある。
小1の壁への対応計画
来年4月の入学後、保育園の時間帯(8:00〜16:00)がなくなり、学童保育(放課後〜18時)に変わる。
| フェーズ | 変化 | 対応計画 |
|---|---|---|
| 小1(来年4月〜) | 保育料が大幅減(学童保育費は保育料の1/3程度が多い) | 稼働時間を増やす。月収増の余地が生まれる |
| 小1の壁(夏休み・長期休暇) | 学童保育で対応するが昼間の稼働ブロックが減る | 夜間(21:00〜22:30)の稼働を増やす |
| 小4の壁(学童利用終了後) | 放課後の子供管理が課題になる | その時点でフリーランスへの転換か在宅副業に切り替える計画 |
子供の発熱時の勤務調整ルール
月に1〜2回の発熱で保育園から呼び出しがある。その日の対応:
- 派遣会社の担当者チャットに「本日子供の発熱のため稼働短縮します」と即連絡
- 翌日の稼働を通常+1時間に延長して補完する(可能な場合)
- 月の最終週に予備日を1日確保しておく(毎月ルーティン化)
3つの失敗パターン
パターン1: 保育料を差し引いた実収益を計算せずに始めた
「月7万円稼げる」という数字だけを見て始めたが、保育料を差し引くと実収益が少ないことを後から気づいた。始める前に「保育料を差し引いた実収益」を計算することが必須だった。
パターン2: 子供の発熱で稼働が毎月大幅に落ちることを想定しなかった
月の稼働計画を「フル稼働で72時間」に設定したが、実際は毎月10〜15時間程度減少した。目標を「60時間」に下げて、超えた分をボーナスと考える設計に変えてから精神的に安定した。
パターン3: 「小1の壁」を保育料の減少だけで計算した
保育料は減るが、学童保育費・学童保険・小学校の物品費用などが新たに発生する。「保育料が減れば手残りが増える」という単純計算は合わなかった。コストの変化全体を試算してから稼働計画を立てる必要があった。
この仕事が向かない人
- 子供の発熱時に代替の預け先(祖父母等)がなく、月の稼働時間が大きく不安定になる人(収入予測が難しくなる)
- 保育料を差し引くと実収益がほぼゼロになる状況でも続ける意欲がない人(将来の収入増を見込まないと続けにくい)
- 子供が在宅中でも稼働を続けようとする人(子供が在宅中は集中した作業が難しい)
ミノリで始める場合の違い
ミノリは非同期型のため、子供の発熱日は稼働をゼロにしても問題なく、翌日に多く稼働する調整ができる。ダッシュボードで月ごとの稼働金額が確認でき、保育料との差引計算が可視化される。小1移行後の稼働調整も、タスク量を増やすだけで対応できる。