ブラインドタッチなし・速度73文字/分で派遣データ入力に就業して1年が経った。現在の月収は54,000円。「ブラインドタッチ必須」と書いてある求人には応募しないが、必須でない案件は思ったより多い。
地方郊外在住の38歳。最寄りの市街地まで車で1時間。近所のパートは最低賃金水準(全国最低賃金1,023円、2025年10月以降)を少し上回る程度で、都市部並みの収入は見込めない。在宅でできる仕事として派遣データ入力を始めたが、最初の登録時に「ブラインドタッチはできないけど大丈夫か?」と担当者に聞くのが怖かった。正直に話したところ「案件によって必須かどうか違う」という答えが返ってきた。
ブラインドタッチ不要の求人5タイプ
タイプ1: テンキー主体の数字入力系
住所の番地・金額・商品コードなどの数字をテンキーで入力する案件。ブラインドタッチ(アルファベット・かな入力)は不要で、テンキー操作の速度と正確率が評価される。
テンキーは手を見て打っても速度が出やすく、250〜300打/分程度なら2〜3週間の練習で到達できる。「ブラインドタッチできません」よりも「テンキー250打/分です」のほうが通りやすい案件がある。
タイプ2: コピー&ペースト主体のフォーム入力系
PDFや紙の書類から情報をシステムのフォームに転記する作業。氏名・住所・日付など決まった項目を決まった順番で入力するため、キーボードの配列を暗記しなくても手を見ながら確実に入力できれば問題ない。
速度よりも「1件あたりのミスゼロ」を重視する案件が多く、時間をかけても正確に入力できることが評価される。
タイプ3: 選択肢チェック主体のDB更新系
プルダウン選択・チェックボックスのオン/オフ・既存データの確認が中心で、キーボード入力は最小限の案件。マウス操作とPC操作の基本が分かれば応募できる。
タイピング速度を問われにくく、ブラインドタッチの有無で選考に影響しない。
タイプ4: スキャン書類の入力補助系
紙書類をスキャンした画像ファイルを見ながら、読み取り結果を確認・修正する案件。自動認識ツールが大半を処理し、人間は確認・修正だけを担う役割。入力量が少なく、ブラインドタッチ不要なケースが多い。
タイプ5: Excelコピー&整形系
複数のExcelファイルからデータを集めて1つのファイルにまとめる、列の並び替え・フォーマット統一を行うなど、コピー&ペーストとExcel基本操作が中心の案件。タイピングの速度よりExcel操作の慣れが評価軸になる。
ブラインドタッチ必須の案件の見分け方
求人票で以下の記述がある場合は、ブラインドタッチが暗黙的に必要とされることが多い。
| 求人票の記述 | 実際に必要なスキル | ブラインドタッチ要否 |
|---|---|---|
| 「和文120文字/分以上」 | ブラインドタッチが事実上必要 | 必須に近い |
| 「タッチタイピング必須」 | 明示的に必須 | 必須 |
| 「大量入力OK」 | 速度・持続力が必要 | ほぼ必須 |
| 「データ転記・確認業務」 | 正確性重視 | 不要のことが多い |
| 「フォーム入力・チェック業務」 | マウス主体 | 不要 |
3つの失敗パターン
パターン1: 「タイピング可能」と申告して速度測定で止まった
最初の登録で「タイピングは問題ない」と申告したところ、スキルテストで速度73文字/分が測定されて担当者が困惑した。最初から「ブラインドタッチは完全ではなく速度は70〜80文字/分です」と正直に言えば、対応できる案件を最初から紹介してもらえた。
パターン2: 「必須でない」案件に飛びついて実務でスピード不足
「ブラインドタッチ必須とは書いていない」案件に応募したところ、実際の業務量が1日500件で、速度73文字/分では8時間かかる計算だった。業務時間は4時間設定なので消化できず、初週から担当者への相談が必要になった。案件の「業務量×1件あたりの入力量×自分の速度」で作業時間を事前計算することが必要だった。
パターン3: ブラインドタッチを諦めて現状維持にした
「速度70文字/分で問題ない案件に絞れば収入は確保できる」と思って練習をやめた時期があった。3ヶ月後、担当者から「速度100文字/分以上の案件は別の人に回している」と言われた。現状維持は選択肢の減少でもある。
この仕事が向かない人
- 「速く打てる」ことに強いこだわりがある人(ブラインドタッチ不要案件は速度を評価されにくい反面、単価も抑えめ)
- 地方在住で在宅以外の選択肢もある人(都市部なら通勤可能な案件で速度の壁を気にしなくていい仕事もある)
- 同じ情報を繰り返し入力することへの耐性が低い人(フォーム入力系は単調な繰り返しが長時間続く)
ミノリで始める場合の違い
ミノリの登録は無料で、メールアドレスがあれば最短5分で始められる。ワーカータイプ別のオンボーディングで、派遣の場合は勤務可能エリアや希望条件を登録できる。スキルタグも自己選択で複数登録でき、「テンキー入力得意」「フォーム入力可能」のように自分の強みを正確に伝えやすい。